患者様に快適に過ごしていただけるよう建築士と一から細部までこだわったつくりになっております。
また、昨今の社会情勢に応じて、アルコール消毒・検温の実地、自動精算機導入、混雑時は外出できるようQRコードの配布なども行っております。
当院を開業するとき、患者様にリラックスした気持ちでゆったりとお過ごしいただけるよう、「病院らしくないものを作りたい」と考えました。
そこで、院長とお付き合いのある一級建築士の先生に色々と相談をさせていただき、緑をモチーフにして、「森の中の一軒家」をイメージしたつくりにしております。
“院内にお入りいただくと、左右の天井には緑があり、床には小道がまっすぐ伸びていて、奥の一軒家(診療室)までつながっている。”
そんなイメージでつくりました。
病院という場所であるものの、音楽やアロマの香りも利用したり、細部に遊び心を取り入れたデザインにもなっております。
一方、診察室は病院としての機能を重視したつくりにいたしました。
入口には車いすやベビーカーでもそのまま入ってこられるような広さを確保。診察スペースのすぐ隣に特殊検査機器を置いて、患者様が検査中に何かお困りの際には院長がすぐにお手伝いできるようにしたりと、病院らしさも忘れないデザインになっております。
実際にはどんな雰囲気なのかは、患者様ご自身の目でお確かめください。
鈴木先生から「内装意匠はお任せで…普通の設計でなければ何でも良いです。」というお言葉を頂戴しましたが、「お任せ」と言われるとなおさら先生の想いを知りたくなり、打合せを重ね、時にはお酒を飲みながら…先生の医院に対する考えを私なりに解釈して、設計主旨を創出しました。
設計主旨を要約しますと、ここに来ることで患者さんが癒され、お子様からお年寄りまで「また来たい」と思っていただける医院です。それを建築で表現する為に、床壁天井とその裏まですべてに力を入れて設計しました。窓一つない空間ですが、季節感を感じたり、狭くても広く感じるように遠近法を用いたり…隠された工夫はたくさんあるのですが、ここに全て記してしまうと面白みがなくなりますので、現地にてその発見を楽しんでください。先生の熱意に負けて、診察券のデザインや室名札等の彫刻まで引き受けてしまった事だけは記しておきます。
先生の情熱と「器の大きさ」に感服です、それに負けないだけの設計ができたか否か…しかしながら、そんな方に設計の分野で協力できた事を幸いに思っております。
田中俊行建築空間設計事務所 田中俊行
患者様に少しでも快適に過ごしていただけるよう、待合スペースを広く確保いたしました。
車椅子でお越しになられる患者様や、ベビーカーで小さなお子様をお連れの患者様でもスムーズに移動ができるよう、通路も幅を広くとっております。
院内に設置しているロッカーの鍵も、森の中をイメージした内装に合わせました。銭湯などでよく見かけるような、木の板で作った鍵を使用しております。
待合スペースにある椅子も、それぞれ微妙に寸法を変えています。待合スペースにある椅子も、それぞれ微妙に寸法を変えています。大きな椅子、小さな椅子、見た目のかわいさを楽しんでいただけるようにしております。
検査に関しては、通常の検眼機器だけでなく、緑内障など多疾患に対応できる視野検査機器(ハンフリー視野検査、ゴールドマン視野検査)・眼圧検査機器等に加え、OCT(光干渉断層計)やレーザー光凝固術機など、多くの種類の眼科専用機材を常設しております。
また、必要に応じて、視能訓練士による斜視検査、屈折検査なども行なっております。
緑内障などの視野が欠ける病気について、主に中心部の視野を計測することができる機器です。短時間で正確な視野の計測ができます。
近視・遠視・乱視の量と角膜の曲率半径などの測定が同時できます。眼圧測定器と一体型のため、検査ごとに移動する必要がなく、お身体の不自由な方にも使いやすい機器です。
OCT(光干渉断層計)とは、網膜の断面を解析するために使用する機器です。黄斑部疾患や緑内障診断に重要な役割を果たします。当院では眼底カメラと一体型になったものを導入しており、より手軽に検査が行なえるようになりました。
また、従来の黄斑部の断層面や視神経周囲の評価のみでなく、OCT血管造影(OCT angiography)が撮影可能になり、蛍光造影剤を使うことなく網膜血管内の血流の様子や微小血管の構造を可視化でき、これまでより黄斑部病変・糖尿病網膜症・網膜血管性疾患などの患者様の診察の負担を軽減することができるようになりました。
従来型では顔を乗せることが難しかった小さなお子様や身体の不自由な患者様でも、手軽に近視・遠視・乱視の角膜の屈折値を測定することができる重要な機器です。
通常の眼圧測定が困難なお子様、身体の不自由な患者様でも、直接、眼圧を測定することが可能な機器です。点眼麻酔薬不要で、数秒で測定することができます。
自動で視力検査を行う機器になります。
非測定眼を遮蔽せず、眼位や瞳孔サイズが自然な状態(両眼視状態)で測定をおこないます。
ハンフリーより広い視野の計測ができる機器です。緑内障や視神経疾患など多様な病気の精査・経過観察に重要です。
糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜裂孔などの眼底疾患に対する網膜光凝固術や、閉塞隅角緑内障に対する予防的治療に用います。
白内障の手術後、再び視界がぼやけてくる「後発白内障」に使用する機器です。目にレーザーを当てて濁りを弾くことで、痛みもなく濁りを取り除くことができます。
顕微鏡で目を拡大して、帯状の光を当てて目の状態を詳細に診察する機器です。モニターが付いているため、目の状態をモニターで示しながら説明させていただくことが可能です。
内科や外科で使用されている顕微鏡とは違って、外来処置・手術の際に、細かな部分をはっきり視認できる眼科手術専用のものを設置しております。
斜視・眼球運動障害・頭位異常のある方などの両眼の動きが正常に行われているかを調べる検査です。
眼の神経や筋肉に何らかの異常があるために、斜視になっていたり、眼の動きが悪かったり、過剰に動きすぎたりする場合にこの検査を行います。
※検査の性質上、完全予約制となります。ご希望の方は、お電話にて問い合わせください。
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